プロレスの楽しみ方①~ルール編~

最近はプロレスラーがバラエティ番組に出演していたり、YouTubeで過去の試合が無料配信されていたりとプロレス、プロレスラーを目にする機会が増えたみたいですね。

僕は高校生の頃にたまたま付けたテレビで放送していた試合を見て以降、プロレスの魅力に取り憑かれてしまいました。

今後数回に分けてプロレスの楽しみ方を書いていきます。少しでも観戦する際の助けになれば幸いです。そして、今回は基本的なルールについて説明していきます。

 

【目次】

 

勝利条件

 

観戦をしていて目にすることのある勝敗の付き方主に4つだと思います。よく起こる順番に見ていきましょう。

 

ピンフォール

プロレスの試合の多くはこのピンフォールで決まります。ピンフォールとは3カウントのことです。相手選手に上から押さえつけられ両肩が床についた状態で3カウント取られると敗北になります。

そのため、押さえつけられた選手はどちらかの肩を浮かすか押さえつけている選手をどかして3カウントを防ぎます。チームで戦うタッグ戦の場合は押さえつけられても味方の選手が上の人を突き飛ばすこともあります。

 

・ギブアップ、タップアウト

口頭や、床を叩くことで負けを認めることが出来ます。関節技をかけられて逃げられないときに使われます。

基本的には関節技をかけられても後述のロープブレイクで難を逃れることが多いですが、もう一歩も動けないとなった場合はギブアップしかありませんね。

 

リングアウト

プロレスはリング上で戦うことが前提のためリング外に出たら20カウントが始まります。(すぐに始まるのではなく、戻る気配がなくなったら)

プロレスの醍醐味の一つといえば場外乱闘ですよね。場外乱闘になったらお客さんを盛り上がるため選手がカウントを聞き取れなく両者リングアウトとなることもしばしば起こります。

また、20秒ではなく20カウントなのも重要です。パイプ椅子でチャンバラが始まったのに20秒ですぐ戻るとなると少し冷めちゃいますよね。そのため、敢えてカウントをゆっくり行うこともあります。

 

・KO

格闘技全般の勝敗と同じでノックアウトです。レフェリーに10カウント取られたら負けになります。しかし、プロレスにはピンフォール(3カウント)があるためわざわざ10カウント待ってくれることはありません。滅多に起こらないためですね。

 

・反則負け

反則事項は後述しますが、反則行為もある程度ならば見逃されます。そのため、実際に反則負けとなる際は過度な行為をした場合になります。

 

 

基本的なプロレスのルール

 

・ロープブレイク

プロレスの試合を見ると関節技をかけられた選手が必死にロープへ手や足を伸ばす場面がありますよね。

選手がロープへ手や足をかけた場合、相手選手は体を遠ざけなければなりません。

そのため、関節技をかけられて解くことが出来ない場合はロープブレイクを目指すことになります。もちろん技をかけている選手は妨害しますし、もう逃げられない動けないとなったらギブアップ・タップアウトとなります。

 

・反則行為

主な反則行為は4つになります。

「凶器の使用」・・・パイプ椅子や机などによる攻撃、服や紐を使っての首絞めなど

「レフェリーへの攻撃」・・・明らかにレフェリーに対して攻撃を行った場合のみ。偶然対戦相手を突き飛ばしたらレフェリーがいた場合などはノーカン。

「対戦に関係ない選手の乱入」

「禁止攻撃の使用」・・・拳で直接殴る、目潰し、喉への攻撃、金的。

 

対戦中にこれらの行為がレフェリーに見つかった場合、反則負けとなります。

しかし、リング外であれば椅子や鉄柵を使った攻撃も黙認されています。また、リング内でもレフェリーが見ていなければ反則行為をしてもノーカンです。試合を良く見ていると味方がレフェリーの気を引いている間に金的をしたり、なぜかレフェリーがリング外で気を失っている間にリング上ではパイプ椅子チャンバラをしたりしています。

また、物を使っての首絞めやロープブレイクなのに離さなかったりした場合は5カウントを取られ反則になります。そのため、多くの場合は3カウントで辞めたりしていますね。

プロレスは勝った負けた以上にお客さんを楽しませることが重要なため反則行為に関しては非常に緩いです。レフェリーも試合を作る一人としてガチガチのルールに従うのではなく気づいてないふりや、危害を加えられたらなかなか戻らなかったりと反則を黙認することがほとんどです。

 

階級分け

プロレスには階級が2つあります

・ヘビー級 体重100キロ以上

ジュニアヘビー級 体重100キロ未満

それぞれのイメージとしてはヘビー級は豪快なパワー系、ジュニアヘビー級はアクロバットなテクニカル系です。ただ、イメージなだけでヘビー級のレスラーでもジュニア選手のような飛び技を使ったり、ジュニアヘビー級でも豪快な試合があったりと選手によってスタイルは様々です。

また、体重が100キロないけどヘビー級で戦っている選手もいます。

 

 

基本のルールを理解して観戦しよう

 

以上でプロレスにおける基本的なルールの説明になります。団体によって微妙に違ったりなどありますがこれがわかっていれば楽しむことが出来ます。

次回は僕が一番観戦を行っている新日本プロレスのユニットについて書きます。プロレスを楽しむ上で大切な要素のもう一つとしてユニットの勢力図があるので楽しみにしていて下さい。